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クリスタル (ミール) : ウィキペディア日本語版 | クリスタル (ミール)
クリスタル()はソ連のミール宇宙ステーションの4番目のモジュール。77KST、TsM-T、11F77Tとも呼ばれる。クバント1、2と同じく形状はTKSモジュールを基にしており、もともとはクバント3の名称がつけられていた。プロトンで1990年5月31日に打ち上げられ、1990年6月10日にミールに自動でドッキングした。 == 設備 ==
クリスタルはいくつかの材料生成炉を持っていた。これらはKrater5、Optizon1、Zona2、Zona3と呼ばれていた。また、 Aniur電気泳動ユニットと呼ばれるバイオテクノロジー実験具も存在した。これらの実験器具は地上に持ち帰って利用する100kgの生成物質を生産可能であった。ドッキングノードにはプリローダ5カメラが設置してあり、地球資源観測のために使われた。また、いくつかの天文、天体物理用観測装置も搭載されており、これらはクバント1の観測を増強するために設置されたものである。ソーラーパネルはミールの他のモジュールとは違い、折りたためるように設計されており、展開と収納が可能であった。クリスタルのソーラーパネルのひとつは1995年に取り外され、クバント1に移設された。このソーラーパネルは1997年11月には廃棄された。クリスタルにも姿勢制御用の6基のジャイロダインを積んでおり、既にミール複合体で使われていた他のジャイロダインと一緒に使用された。クリスタルの制御システムはウクライナの〔Krivonosov, Khartron: Computers for rocket guidance systems 〕によって開発された。
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